全国ニュースでも伝えられたので、ご存知の方があるかも知れません。
島根県唯一の百貨店だった一畑百貨店が、今日その歴史に幕を下ろしました。島根県で生まれ育った私にとっても、思い出深い百貨店でした。

かつては、出雲市駅前に出雲店があり、屋上には小さな遊園地もありましたが、こちらは2000年に閉店しました。
松江市の本店は、元は県庁近くにありましたが、その後JR松江駅前に移転し、県都の顔として頑張っていました。
しかし、全国的な百貨店氷河期の影響を受ける中、2020年からの新型コロナウイルス感染症パンデミックで、とどめを刺されるかっこうになってしまいました。

一畑百貨店には、本当に沢山の思い出があります。
近頃は、お買い物と言えばショッピングモールばかりで、催事でもなければなかなか行くことはありませんでしたが、地元消費者のそんな扱いが、県内唯一の百貨店の寿命を縮めてしまったのかも知れないなあと、寂しさと悔しさの入り混じる気持ちです。
大切なものって、失われて初めて、その大切さに気付くものなんですね。