毎朝6時40分頃、松江にある自宅の上空を、東から西へ向かって飛ぶ飛行隊がいます。
残念ながら、一度もその姿を見てはいないのですが、それがどんな飛行隊なのかは、音で分かります。
音と言っても、ジェットエンジンの空気を切り裂くようなものではありません。それはむしろ、声と呼べるものです。
コォーコォーコォー
という白鳥の鳴き声です。

どうやら我が家の上空は、当地で越冬する白鳥たちが、ねぐらから餌場へ向かう、お決まりのルートになっているようです。

島根県の県鳥は、オオハクチョウです。
鳥取県との境に横たわる中海や、松江市と出雲市の間に豊かな水を湛える宍道湖には、10月末頃になると、多くの水鳥が越冬のために飛来します。
その中に白鳥も沢山いるのですが、実を言うと、県の鳥であるオオハクチョウは、まずいません。
ほとんどが、コハクチョウです。その中に、渡りをせずに居座り、こちらで家族を作ったコブハクチョウが少し混じっているくらいで、県の鳥オオハクチョウを見たことは、私自身は一度もありません。
そもそも島根県に飛んでこないオオハクチョウが、どうして県の鳥に選ばれたのか、理由は分かりません。
でも、いつか宍道湖や中海でオオハクチョウを見つけたら、すごく幸せな気持ちになれるような気もしています。

寒いのは好きではありませんが、この時期はそんなことを考えながら、毎朝我が家の上を飛んでいく飛行隊の鳴き声を、楽しんでいます。

いつかその姿を、映像に残さなくてはと思っているのですが、冬の早起きが苦手なので、なかなか実現しないままなのです。