出雲大社での結婚式ビデオ制作は、メディアファームにご相談ください。

坂道と聞いて、どんな坂をイメージしますか?中には、乃木坂とか欅坂とか日向坂などを思い浮かべる人もいるかも知れませんね。
結婚披露宴の祝辞での定番、“三つの坂”を思い出したあなたは、人生経験の豊富な方なのかも知れません。ちなみに三つの坂とは、「上り坂」、「下り坂」、そして「まさか」です。

どんな地方にも、その土地ならではの坂道があります。例えば日光ならいろは坂とか、箱根なら権太坂とか、坂道の名前が地名と密接に結びついている例も、沢山あります。

島根県にも、そんな坂道があります。それは、べた踏み坂。
某自動車メーカーのテレビCMに登場したことで、一気に知名度が上がり、ただの道なのに観光名所のひとつになりました。写真の橋が、べた踏み坂です。

べた踏み坂の正式名称は、江島大橋です。
島根県と鳥取県の県境にかかる橋で、中海に浮かぶ松江市八束町と、鳥取県境港市の間にかけられています。

それにしても江島大橋は、どうしてべた踏み坂と呼ばれるまでの急勾配になってしまったのでしょう。
橋が高くないと、船が通れないことから、この勾配になりました。一帯は工場も多く、資材などを運ぶ貨物船が通らなくてはならないことから、橋の下を広くとる必要があったわけです。
形には理由があるのです。

なお、べた踏み坂と呼ばれていますが、現代の自動車の性能であれば、アクセルをべた踏みしなくても、平気で昇れます。そして、境港方面から松江に向かう時は下り坂ですが、そっちもべた踏みしないでくださいね。止まれなくて車が中海にダイブなんて、まさかの事態になっちゃいます。