今週末、島根県内でビッグイベントがあります。それは、将棋の王将戦。
藤井聡太八冠に、菅井竜也八段が挑む闘いの第三局が、大田市のさんべ荘という温泉旅館で、27日から始まります。
今日は、その王将戦絡みの仕事で、三瓶山へ行きました。
さんべ荘というくらいなので、場所は三瓶山(さんべさん)という山の山懐。簡単に言えば、山の中です。
この三瓶山、出雲神話の中でも代表的な物語である国引き神話の舞台でもあります。
国引き神話とは、出雲の国を造ったは良いけれど、土地が少ないので、海の向こうから、綱をかけて陸地を引き寄せたという、なかなか豪快な話です。
ちなみに、陸地を引き寄せた神様の名前を、八束水臣津野命(やつかみずおみつののみこと)と言います。
その時の綱が、大社湾を成す薗の長浜で、綱を繋ぎ止めた杭が、三瓶山ということになっています。
出雲大社近くの稲佐の浜から南を望むと、山並みの中に、ひときわ背の高い尾根が見えます。それが三瓶山です。
今日からしばらく、島根県は大荒れの天気ですが、週末には回復するとの予報です。
藤井八冠や挑戦者の菅井八段はもちろんのこと、大会関係者の皆さんや、全国の将棋ファンの皆さんが、無事に島根へお越しになれますように。
なお、吹雪のせいで、三瓶山は目の前にいても全く見えませんでした。