ご用命くだされば、着付けシーンからの撮影も承っておりますメディアファームです。
出雲大社での結婚式撮影を承ることが多いので、どうしても和装カップルを撮影する機会が多くなります。神前式ですから、新郎は紋付袴で、新婦は打掛に綿帽子や角隠しを被った姿というのが、定番です。
多くの場合、花嫁は日本髪のかつらをつけてということになるのですが、時々、ほんの時々、ご自分の髪を伸ばして、地毛で日本髪を結う方もあります。
こうなると、美容師さんの腕の見せ所。普段、婚礼以外で日本髪を結う注文を受ける機会はほぼないとのことで、それだけにしっかりと準備をするのだと教えてもらったことがあります。
「こちらはかつらの方が楽だけど、一生に一度の晴れ姿のために、何年もかけて髪を伸ばしていらした気持ちに、プロとしてお応えしたいです」
この言葉に、同じプロとしてシビれたことを、覚えています。